汗をかいたときには補血も大切です
こんにちは。
横浜市泉区の国際中医薬膳師・アスリート薬膳アドバイザーの千原晶子です。
毎日暑い日が続いていますね。
今日は今の所1番暑い日になるそうで、予報では36〜7℃くらいまで一気に上がっていくとか・・・
こう暑いと、何もしなくても汗はバンバン出てくるし、体力も消耗してしまいますよね。
中医学では体の中には「気」「血」「津液」の3つが巡っていて、汗は「津液・シンエキ」と言って血液以外の体内の水分の1つと考えられています。
「血」も「津液」も物体としてそこにあるのですが、動くことができません。
この「血」と「津液」を動かしてくれるのが「気」です。
「気」は「血」や「津液」を動かすことはできても、自らが動くことはできないので、「血」や「津液」を動かすときに一緒になって身体中をめぐるようになっています。
なので、汗をたくさんかくと津液と一緒に「気」もたくさん出てしまって体力を消耗してしまうんですね。
「津液」と「血」は別のものとしていますが、元は体の中の水分なので「津液」が減ってしまうと「血」も減ってしまうと考えられているんです。
そうなると・・・
水分補給を十分に摂ることと一緒に補血もしてあげないとバランスが悪くなってしまって、疲労回復がしにくくなってしまったり、貧血になってしまうんです。
アスリートの方はトレーニング中に貧血になりやすいのですが、なぜ貧血になるのか?
理由はこの「気」「血」「津液」のバランスだったんですね。
そして、補気は普通に食事をしていると自然にできているし、(お米やお肉などに補気作用)「気」の貯蓄はできるのですが、「血」の貯蓄はできないので、都度補血してあげないといけないんです。
では、補血をしてくれる食材ってなに?
有名なところでは、ほうれん草やプルーン、レバーなどでしょうか?
たんぱく質と一緒に貧血予防もしたいアスリートの方だと鰹やマグロなども良いですよね。
でも、主婦としては・・・なるべくお安く補血したいので・・・
気軽に頻繁に補血できる食材を使いたい・・・
その食材は・・・
しめじ!!
以外にもきのこのしめじに補血作用があったんです!!
1年中割と安定した価格で出回っていますし、それほどお高くもないし、割とどんな料理に入れても邪魔にならなくて、低カロリー!!
もちろん通便作用もあるので便秘解消にも良いですし、便秘が解消されればお肌もキレイになる!!
まぁ、しめじばかり食べるのはダメですけどね。
取り入れやすいしめじで「血・ケツ」を補って元気に美しく夏を過ごしたいですね^^
今回はしめじを使った簡単なおかず(つまみにも良いですよ。)
なめ茸のレシピを。
材料
えのき茸 1束・・・甘・平/ 脾・胃・・・化痰・解毒・通便
アルコールの分解・肌荒れ・動脈硬化など
しめじ 1パック・・・・甘・涼/ 腎・肺・・・補血・通便
肌荒れ・便秘・貧血・高血圧など
オリーブオイル・・・適量
みりん・・・・・・・大さじ2〜3
酒・・・・・・・・・大さじ1
醤油・・・・・・・・大さじ2
酢・・・・・・・・・小さじ1
基本はこのくらいの分量です。
えのき茸は必ず入れてください。
この他舞茸やシイタケなど好みのきのこをプラスしても大丈夫です。
増やしたときは調味料も調整してくださいね。
作り方
① えのき茸は2〜3センチ幅に切っておく。イメジは小房に分けておく。
② フライパンを熱し、オリーブオイルをひき、1番下にえのき茸をいれその上にしめじをのせ、中弱火でじっくり焼いていく。
この時きのこを混ぜないで、ヘラで押し付けるようにします。
③きのこの水分が出てきてしっとりしてきたら調味料を入れ汁気がなくなるちょっと手前まで火にかける。
④ 器に盛り付けて出来上がり!!
とっても簡単!!10分くらいでできちゃいます!
ご飯のお供やおつまみに是非作ってみてくださいね!!
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